【孤独】都会から田舎に嫁いで、1番辛かったことを話すね。
- 2019.03.05
- 2020.03.08
- 田舎暮らしの悩み

こんにちは。東京から山陰地方に来て11年目、都会の喧騒を忘れかけているさきち(@aoopena)です。
大学卒業後のこの11年で、人生のどん底と、ピークの両方を味わったような気がします。

凝縮された11年(笑)
以前、わたしは都会から田舎に移住する人の心構えみたいな記事を書きました。
【関連記事】【コラム】【都会から田舎へ嫁ぐ・移住する】不安や葛藤はあるけど、ありのままでいこう!
どんなに環境が変わっても、できるだけありのままの「自分」でいたい。いてほしい。という気持ちで書きました。
その気持ちは今も変わりません。
都会から田舎に来てみて、良いことも悪いことも、たくさんありました。
悪いことというか、「辛いこと」に限定して言うと…現在もときどき顔を出す「孤独感」というものが、わたしにとって一番辛いことかもしれません。
独身ならまだしも、旦那さんも子供もいるのにそんなはずはないよ、と思われるでしょう…?
いやいや。孤独というものは、ふとした心の隙間から入り込んでくるのだよ。(怖え)
今回は、この「孤独感」について語ってみたいと思います。
都会から田舎へ嫁いだ嫁の辛いこと【孤独の原因】
知り合いが皆無
この土地が「旦那さんの地元」ということもあり、わたしの知り合いは全くいませんでした。
旦那さんの家族で集まれば、知らない人の話題ばかり。
誰それさんに子供が生まれた
誰それさんが家建てた
誰それさんが選挙に出る…
「もう、それ誰やねん」
話を振られることもなく、頷いてはいるものの…話の内容は全くわかりません。一人だけ全く会話に入れません。「ひとりぼっち感」を覚える瞬間もたくさんありました。
子どもが生まれて、子どもの話ができるようになったので、最近はようやく話題に困ることはなくなった感じがします。

あー良かった。
気分転換ができずしんどい
友達と話したりすることで気分転換ができない分、「どこかカフェでも行こうかな?」と思うことがあります。
しかし、わたしの住む田舎には、気軽に行けるカフェがほとんどありません。
あるのは渋い喫茶店。
いや、渋い喫茶店は悪くないよ。好きだよ!
でも…女子(もう女子じゃないけど)が一人で行くには勇気がいります。
チェーン店のカフェでもあれば、ときどきコーヒーを買ってゆっくりしたいなと思うのですが…なかなかできません。
一番近くのマック・モスでも車で10~15分かかります。
コメダコーヒーは車で20分。
コンビニの休憩スペースが最も近いカフェでしょうか。

東京ならいろいろあるのに!
と思ってしまいます。
そもそも人が少なくて寂しい
お天気がいい日は、昼間にお散歩でもしたいのですが、歩いてる人がめちゃくちゃ少ないです。
そう、なぜかというと田舎はほぼ車社会だからです。
外を歩いているのは、
犬の散歩をするおじさん
車が運転できないおばあさん
などが多い印象です。
あ。ときどき自転車の外国人もいますね。

都会から来た人間からすると、人が少なくてとにかく寂しい!
登下校の子どもたちが歩いているのを見ると、めちゃくちゃうれしくなります。
子育てを頼れるのが義理の親だけ
「子育てを義理の両親に頼る」
これをよしとするかどうか、正直めちゃくちゃ苦悩しました。
ありがたいことに、「娘を預かりたい」という気持ちが強い義両親なのですが、わたしは子育てについて口を出されるのがすごく嫌でした。
たとえばこういうことです☟
娘に湿疹ができたら→すぐ病院行った方がいいという
娘が泣くと→泣く理由をいちいち聞いてくる・こじつけてくる
自分たちのときは…の話から、「こうした方がいい」という育児論
産後すぐ、義両親の家にお世話になったときも1週間で逃げ出しました。
・授乳中でもおかまいなしに扉を開ける
・やっと寝た娘を入れ代わり立ち代わり見に来る
・育児についてアドバイスが多い
・そもそも来客が多く落ち着かない
一人で赤ちゃんを見ている方が、ずっと精神的に楽なことに気づきました。
そんなわけで、産後は義理両親を敬遠しがちでした。
頼れるのは夫だけでしたが、夫に育児を手伝ってもらえるのは平日の夜くらい。休日はすぐに自分の両親を頼ろうとして、3人で義両親宅によく滞在していました。
実はこれも私の中ではストレスでした。
なぜすぐ両親に頼る?
いいよね、自分は両親に頼れて…
娘をすぐに親に会わせることもできる、育児の負担も少なくていいよね。
両親の前では、さもいいパパのような振る舞いだし…
両親も、友達も、懐かしい思い出も、わたしにないものを全部持っててうらやましい。
こんな醜い気持ちが渦巻いていました。
唯一頼れる夫にも義理の両親にも腹が立ち、頼れるものも頼らず…自分で自分をどんどん苦しめていきました。
自然に訪れた転機
産後はよく、ホルモンバランスが乱れると聞きますよね。
赤ちゃんを「外敵」から遠ざけ守ろうとする気持ちがとても強くなります。
外敵が誰なのかはあえて言いませんよ(笑)
自分では気づいていませんでしたが、きっとわたしもそうだったんだと思います。
産後1年以上経って、ようやく素直に娘を義理両親に預けることができるようになりました。
最近気づいた
ようやく産後のガルガル期から脱したようだ
(ガルガル期とは、母性が溢れすぎて赤ちゃんを離したくない期間のことである)
義両親・義姉にもようやく
娘をすんなり渡せるようになった約1年半かかりました
ガルガル期終わったら
自分も少し楽だー#ガルガルは母ちゃんもしんどい— さきち🦀鳥取のヨメ (@aoopena) 2018年11月23日

時間がかかったなぁ…
これは、本当にだんだんと自然にそうなっていきました。
不思議と「預けてもいいかなぁ」と思えるようになったんです。
そして、義理の両親から娘について言われることも「スルー」する力や「深く考えない」力が付きました。
産後はめちゃくちゃ繊細だし、敏感だったんだな~と今になって気が付きました。
1年という期間が、わたしにはどうしても必要だったんです。
素直に預けることができるようになって、自分の時間も持てる。育児の負担も減って、精神的に楽になりました。義理の両親も、娘と遊ぶことができてうれしそうです。一石二鳥!
自分に余裕が出てきたことで、ようやく夫のことも(少しずつ)腹が立たなくなってきました(笑)
まとめ
地元を離れて子育てするママは孤独になりがちです。
だって知り合いも友達もいない。自分に根付く場所がない。
そりゃ、そうなるさ。
でも、孤独を埋めようと無理をしないで。
精神的に楽になるには、時間が必要なのかもしれない。
わたしはわたし。あなたはあなた。そのままの自分でいい!
そのことを認めて、辛いときは「辛い」と言いながら、今を乗り切っていきましょう!

がんばろうね。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。
ではまたね。
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