そろそろ世界の仕組みに気づこうか。

そろそろ世界の仕組みに気づこうか。

こんにちは。さきちです。

 

数年かかってこの世の理不尽を知って憤り、悲しみ、自分の無力さを嘆き、一周してようやく元気になってきた今日この頃です。

 

私の周囲には、確かに良い人たちが多かったけれど

私たちを取り巻くこの社会のシステムというのは、とても巧妙に構築されていて

ある程度お金があって、一般的に暮らしている人たちにはなかなか気づけないように出来ている。

 

私が小学校の行き帰りに通っていた駅地下のロータリーでは

ホームレスの人が捨てられた雑誌を拾い集めて来て、それを100円で転売していた。

 

私はそんな姿を眺めながら

「将来はこうならないようにしないとな…」なんて漠然と思うこともあったし

慣れればそんなことさえも思わなくなった。

 

普通に生きていけば、大丈夫。

 

お金がないと、どうしてこんな不平等な状況が生まれるのか?

そんなこと考えたこともなかった。だれもそんな疑問を投げかけてこなかった。

 

すべては貨幣経済の元に社会が築かれ、動いている。

大人は必死で働く。お金がないと生きられない。

貨幣に価値があるのが当然で、そもそもその貨幣になぜ価値があるのかなんて

考えたこともなかった。

 

このキラリと光る硬貨があれば、確かにジュースやお菓子が買える。これが当たりまえ。

お札という紙が多くあればあるほど「豊か」だと言われ、良い所に住める。

(以前は金との兌換が前提だったが金が不足になり、金に準拠するものとして石油が出てくることになった)

 

それはこの世に生きる人々の多くに貨幣=価値そのものという認識があるからで、

この認識が崩れたとき、貨幣経済もまた崩れ去ることになる。

貨幣経済は人々の認識が創り出しているといえるから、世界が大変革して別の何かに価値が置かれたとき、現在のお札はただの紙切れになる。

 

社会の両面を見る

私たちは、個人ですべての生活を完結することがほぼ不可能といえ

スーパーで食材を買うし、寝るには布団が必要。水道、電気などのライフライン。

もちろん住む家もいる。インターネットも必要。

病気になったら医療を受ける。薬を飲む。

車を買って道路を使う。

 

誰かの仕事の上で生活が成り立っている。

 

生まれてこの方、誰のお世話にもならずに大人になる人は一人もいないよね。

社会が整備されているからこそ、私たちは日々生活できる。

 

だけど。

この社会のほぼすべてが誰かの役に立つと同時に、誰かの迷惑になっている。

人だけでなく、地球上に生きる動植物も含めると、私たちの生活は生きているだけで空気を汚すしゴミが出る。

社会には二面性がある。

 

そして私たちが当たり前に受け入れてきた様々なサービス、

自分にとって利益がある・プラスになると思っていたことが、実は誰かが考え出した搾取のスパイラルに乗ることだったら?(キツイ言い方だったらごめん)

 

私たちが「~したい」と思ったとき、そこに需要と供給が生まれている。

私たちが欲しいと思うものがこの世にはごまんとある。

 

でもその自発的に出たと思われる欲求が、本当は何か(や誰か)に影響されているとしたら。

 

綺麗になりたい、痩せたい、モテたい。

お金持ちになりたい。良い服が着たい。

賢くなりたい。誰かの役に立ちたい。

健康で長生きしたい。

 

そんなみんなの望みを、いつしか悪い方向に利用している人がいるのだとしたら?

 

自分の望む方向性をつかむ

ピンからキリまである商品やサービス、職業選択の中から、私たちは最終的に何を望むのか。

自分の内面に問いかけなければならない時期だと感じます。

 

人が「これには価値があるぞ!!!」と声高に叫ぶものを素通りして、自分の本音を貫く意思を持たなくてはいけないと強く感じます。

 

あらゆる人の内側に平和が訪れたとき、世界は平和になる。

平穏になるし、とても静かになるかもしれない。

あらゆる人が優しく穏やかで、みなが豊かになるのかもしれない。

 

でも、こういった”平和”を望まない人も確かにいるということも知らなくてはならない。

皆が平和になってしまえば、貨幣経済は立ちいかなくなるから。

自分が持っている大金や権力に価値がなくなるから。それは困るよね。

 

どんなにすばらしいサービスも貨幣経済においてはビジネスである、

と同時に私たちにかけがえのない経験を提供してくれるものでもある。

その両面を忘れずにいなければ、と思います。

 

人々の善意、そして不安や恐怖を利用しようとする人は必ずいます。

違和感を感じたとき、不審に思ったとき、自分の心にしたがって行動する強さを私も持ちたい。

 

この先、もっともっと世界は崩れていくかもしれない。

人工的に起こされる大災害やパンデミックでさらに多くの人が亡くなるかもしれない。

 

でも。それでも。

自分は最後までこの世界にある光を信じたい。

みんなが右と言っても左を見に行く勇気を持っていられる人間でありたい。

生きることに覚悟を持ちたい。

 

その先にはきっと、よりよい世界が構築されると信じています。

みなさんはどんな世界を望みますか?

 

error: Content is protected !!