星の友達との別れ

こんにちは。さきちです。

2024年3月28日木曜日 雨

みなさんは

『初めて会ったのに、な〜んか親しみがある』

『前から知ってたような気がするんだよね』

『どこかで会ったような…』

なんて感じる人と出会ったことはありますか？

いわば”旧友“みたいな。

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私は人生で何度か出会ったことがあります。

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中学一年生のときのクラスメイト。

大学で会った親友。

バイト先の仲間。

そして保育園の先生。

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そのどれも、出会って間もなく仲良くなれた。

共通するのは一緒にいると、とても穏やかな気持ちになれること。自分らしくいられること。

ハートがオープンなこと。

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保育園の先生として出会ったその人は、次女の担任の先生だった。

彼女とは年齢もだいぶ違う。

けれども私ととても似たエネルギーを感じて、その先生に会うと、心がトーンアップして自然と会話が弾んだ。

話をするだけで癒された。

不思議と次女も他の先生とは何か違うものを感じてか、とても懐いていた。

担任を外れても、次女はいつも別のクラスのその先生に会いに行っていた。

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あるとき私は、彼女が同じ星から来た仲間なんだと気付いた。

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彼女の周りには、いつもたくさんの子供たちがいた。

そして、子どもたちの成長に目を細める（時に涙を流している）彼女を見て、私はまた癒された。

彼女は目が合うといつも無邪気に手を振ってくれた。

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そして今年度、彼女は退職することになった。

理由はわからない。

でも私は彼女の門出を心から祝福したい。

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私たちは、今、変化の時を迎えている。

彼女も私もそれは同じ。

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彼女に会う最後の日。

私は彼女に心からお礼を伝えた。

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すると彼女はそっと手を出してきた。

私は彼女と手のひらを合わせた。

あたたかかった。

そしてその後、握手をした。

涙が出ないように。振り返らず。

笑顔で別れた。　

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今世、出会ってくれてありがとう。

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いつかきっとまた、故郷の星で会えるね。

それまでお互いに楽しもう。

やりきろう。

生き切ろう。

…またね！