ようやくはじめに戻って来れた

ようやくはじめに戻って来れた

今日のブログは

誰のためでもない。

ただただ己のためだけに記録しておくものです。

だけどすべての人に祝福を贈るような気持ちでもあります。

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私は、昨日とても悩んでいた。

久しぶりに『悩み』というものに再会して

正直、戸惑った。

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私は今までずっと

自分の意思で物事を決めてきた(と思っていた)。

そして

想像しうる中で最も魅力的な未来の方向へとあゆみを進めてきたつもりである。

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今回、

人から提案された案件があった。

新しい仕事だ。

そう、流れが来ていた。

流れが来たなら乗る。

私のモットーとも言える。

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今回もそうしようと今朝まで思っていた。

想像しうる人間関係とその後の展開。

新しい出会いもあるだろう。

もしかしたら

この私が

大勢の人の役に立てるかもしれない。

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でもどこかで…

微かな違和感も感じていた。

『それは違うのでは?』

『今までの繰り返しになるのではないか?』

という自己問答が何度も上がってきた。

仕事を引き受けたときとそうでないときを想像しては、さまざまな考えが浮かんでは消え浮かんでは消え…

ピンとくるとか、直感とかいうものが働くなった。

私にしては珍しいことだ。

分からない。

ならば…

とにかく考えを放棄して

寝ることにした。

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朝。

最終的に私は

その仕事を断ることにした。

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私は流れに乗らない選択をしたのだ。

なぜだろう?

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思考を止めて静かにしていると

私の奥から

『私から離れないで』

小さな、でも確実に聞こえてくる声があった。

幼い頃に置いてきた私の声だ。

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私以外の

何者かになろうとしない。

何かを目指さない。

私が数日前に決めたことだ。

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大勢の人の役に立つなどと理想を掲げることで

私はきっとまた私を見失う。

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せっかく掴みかけた私のリズムを

崩すことになる。

そうすれば

もしかしたらもう

私は2度と

“私”を取り戻せなくなるかもしれない。

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とても、繊細な

大事な選択だった。

だからこそ悩んだ。

仕事を引き受けることには多くの打算とエゴがあった。

頭の中で妄想は膨らむ。

楽しいこともあるだろう。お金も経験も手に入る。

そうしたら『人の役に立っている』という感覚も得られるかもしれない。

今より楽になれるかもよ?

その道だってアリだよ。

さあ。どうする?

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約束は明日だ。

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私は…

私は…

先が見えなくてもいい。

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とにかく今は

“私”から離れちゃいけない気がした。

正解など分からなかった。

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行動すること。

そこに止まること。

そこに良い悪いは存在しない。

存在するのは、

何かを分別しようとする

己の思考だけだ。

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本当は何も、ない。

この迷っている自分すら幻想だ。

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でも確かなのは

確かに感じるのは

胸の奥から聞こえる声だった。

『もうどこにも行かないで』

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外面はちっとも変わったように見えなくとも

私の内面は

これまでとはまったく変わっていた。

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私の真ん中に私がいる。

ちゃんといる。

それを選んだ。

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常識的だ、とも

普通だ、とも

一般的だとも言わない。

ただの、私。

だけど、かけがえのない、私。

どれほどの人にこの感覚が伝わるだろう。

私にとって大切なのは

私である。

究極的には私しかいない。

私を大切にすることは

世界を大切にすること。

そしてそれは、その世界に生きる人々を

大切にすることにつながっている。

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私は今

頭で想像しうる限りで良さそうな未来を、捨てた。

私がコントロールを手放した瞬間だった。

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これからどうなるのか、わからない。

ただ、今したこの選択に後悔はない。

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私たちは私たちのことを本当は何も知らない。

私たちの宇宙が

どんな風に私たちを成立させているのか。

思考一つとっても

私たちはその始まりを捉えることができない。

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私たちの想像を超えて

さまざまな意識や

どこかで起きた波が遠くまで伝わり

どこかで出会い

交わったりぶつかったり離れたりしながら

形をつくり

目の前に現れてくる。

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分からないことは恐怖である。

だけど、それ以上に

想像を超えた何か素晴らしいものがありそうだと

遠くから誰かが囁く。

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だからこそ私は

見える海ではなく、

見えない海に飛び込んだ。

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私は私と一緒にいると決めた。

今あるこの状態を大切にしたい。

ただ、それだけ。

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今だけを生きる。

それだけ。

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私はもう何者にもならない。

私は数十年かけてようやく私を取り戻したのだから。

私は今日

新しくまた

生まれたのかもしれない。

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追記

選択に迷った時は?

①選択肢を思ったときに、より愛を大きく感じる方にする⇨

今回は自分に対する愛を大きく感じる方を選んだということ。

②身体の強張り方でみる

妙に変な力が入っちゃうとか、責任を負いすぎてるなと感じるとか。

その選択肢を思うとき、

背中や首、肩のあたりがカチカチになっていないか?よしやろう!と純粋に思えてるかどうか。

⇨今回は悩んで、寝起きに背中が痛いことが分かった。無理してやることではない。と決めることができた。

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