被害者意識はどこからくるのか自分に聞いてみた
- 2025.07.31
- コラム

こんにちは。さきちです。
気付いては、さよなら。
気付いては、さよなら。
まだ出るか?ネガティブな感情。
ということで、最近浮上してきたのは”被害者意識”ってやつです。
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名前を付けるならきっとそんな名前になる感情。
多分もともとは持っていなかったと思う。
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被害者意識はどんな感情か、具体的に表してみる。
端的に言うと、
過剰に自分が責められているように感じることだ。
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先日、夫がこう言った
『健康診断でお医者さんに、お肉をたくさん食べたらそれ以上に野菜食べてって言われた』
『最近食べてなかったからなぁ』
私『(はぁ?私が野菜料理作ってなかったって言いたいわけ?あなたが不健康なのは私のせいだって?)』
↑こういうやつね
あと、夫がやけに家を掃除しているのを見ると
『お前がやってないから俺がやっとるんや』
って言われてる気がする。
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人が何かを言ったとき、
それを『自分のことを言われている』とか
さらには『自分が役に立ってないからだ…』
とか言われてる気がしてしまうこと。
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受け取った情報以上のことを
自分に向けてしまう状態のこと。
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過剰に反応してしまうこと。
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たぶんこれは
自分に自信がないときに起きやすくなる。
そして、その原因は
過去のなんらかの出来事に起因している。
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私の場合、この感情に気付いたのは
実は10年以上前のこと。
まだ、結婚もしていない時代に
官舎に一人暮らししていた時のこと。
休みの日に何もする気が起きず、だらだらと過ごしていたときのこと。
部屋に来ていた彼氏(現夫)が、そそくさと掃除機をかけ始めた。
私の部屋の掃除をはじめたのだ。
夫にはおそらく何の意図もない。
というより完全に良かれと思ってやったはずだ。
しかし当時の私の反応は?
泣くほどキレた(笑)。
『私が掃除もできないと思ってるの?』
『まるで、私ができないからやってやってるって言われてるみたいだから、やめて!』
つまり
当てつけに掃除をされてるように感じたわけです。
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これ、夫からしてみたら『?』だったと思うんです。
でも夫は『そんな意味じゃないんだけど…』と言いながら掃除をやめてくれました。
完全に情緒不安定なやつ。ですよね。
当時も、客観的な自分は『やべぇな私』と思ってましたよ。だからこんなに印象に残ってる。
でも、下界の私は…
どうしようもなく感情に飲み込まれていました。
分かってても泣くのが止められませんでした。
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今はもちろんここまでではないけれど、
まだ”そんな風に感じる自分”がいます。
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何が私の自信をここまで失わせたのでしょう?
それは振り返ると
『病気になったこと』に
起因しているように思うんです。
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私はそれまで、とても健康だった。
これといって大きな病気や怪我をしたことがなく
“普通に”過ごせてきたことが
見えないけれど実は大きな自信だったようです。
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病名のついている病気になったことが
私にとっては
自信を崩壊させるのに十分な出来事でした。
つまり、
体感を伴って自分の身体の不調を感じることで
『今までできたことができないダメなやつ』
という烙印を
痛いほど自分に押してしまったのです。
何度も何度も繰り返し。
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それまで生きてきた中でしてきた実績を無にするほど
私は自分を『病気』というフィルターを通してしか見なくなってしまった。
手が震えたり
汗が止まらなかったり
食べ物が喉に詰まる。咳き込む。
仕事に集中できない。
すぐ疲れる。
動悸がする。
『まともに仕事も生活もできない社会不適合者』
そんな風に自分を追い詰めました。
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病気だけれどなんとかやっている自分には
全く目を向けなかった。
もちろん身体に感謝なんてすることはなかった。
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10年以上経って、私は自分の力で病気を治した。
全ては身体の自浄作用のおかげだし、
私が私を無碍にしなくなったからだと思う。
病気から学んだこともたっくさんあったし、
病気になったから、私は人への当たり前の優しさを学んだ。
だからこれでよかった。
もしも私が今、過去へ戻って
病気がある道とそうでない道を選べるとしても、
病気がある道を選ぶだろう。
だからこれで本当によかった。
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そして、いつも私のために私の感情を動かしては、
それを受け止めてくれる
かけがえのない夫の存在に感謝したい。
私を私として生きてくれる、”この人”にも感謝したい。
私、あなたが大好きだよ。
いろんなことを、経験してくれてありがとう。
気付いてくれてありがとう。
物事からさまざまなものを受け取ってくれてありがとう。
あなたの繊細さと大胆さが
ときに予測できなくてびっくりするけど、
それが持ち味だよね。
どこまでも行こう。
最後まで自分らしく、あなたらしく進んでほしい。
そのために、私はここにいるよ。
一つ一つ、乗り越えていこう。
光の差す方へ。
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