被害者意識はどこからくるのか自分に聞いてみた

被害者意識はどこからくるのか自分に聞いてみた

こんにちは。さきちです。

気付いては、さよなら。

気付いては、さよなら。

まだ出るか?ネガティブな感情。

ということで、最近浮上してきたのは”被害者意識”ってやつです。

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名前を付けるならきっとそんな名前になる感情。

多分もともとは持っていなかったと思う。

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被害者意識はどんな感情か、具体的に表してみる。

端的に言うと、

過剰に自分が責められているように感じることだ。

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先日、夫がこう言った

『健康診断でお医者さんに、お肉をたくさん食べたらそれ以上に野菜食べてって言われた』

『最近食べてなかったからなぁ』

私『(はぁ?私が野菜料理作ってなかったって言いたいわけ?あなたが不健康なのは私のせいだって?)』

↑こういうやつね

あと、夫がやけに家を掃除しているのを見ると

『お前がやってないから俺がやっとるんや』

って言われてる気がする。

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人が何かを言ったとき、

それを『自分のことを言われている』とか

さらには『自分が役に立ってないからだ…』

とか言われてる気がしてしまうこと。

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受け取った情報以上のことを

自分に向けてしまう状態のこと。

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過剰に反応してしまうこと。

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たぶんこれは

自分に自信がないときに起きやすくなる。

そして、その原因は

過去のなんらかの出来事に起因している。

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私の場合、この感情に気付いたのは

実は10年以上前のこと。

まだ、結婚もしていない時代に

官舎に一人暮らししていた時のこと。

休みの日に何もする気が起きず、だらだらと過ごしていたときのこと。

部屋に来ていた彼氏(現夫)が、そそくさと掃除機をかけ始めた。

私の部屋の掃除をはじめたのだ。

夫にはおそらく何の意図もない。

というより完全に良かれと思ってやったはずだ。

しかし当時の私の反応は?

泣くほどキレた(笑)。

『私が掃除もできないと思ってるの?』

『まるで、私ができないからやってやってるって言われてるみたいだから、やめて!』

つまり

当てつけに掃除をされてるように感じたわけです。

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これ、夫からしてみたら『?』だったと思うんです。

でも夫は『そんな意味じゃないんだけど…』と言いながら掃除をやめてくれました。

完全に情緒不安定なやつ。ですよね。

当時も、客観的な自分は『やべぇな私』と思ってましたよ。だからこんなに印象に残ってる。

でも、下界の私は…

どうしようもなく感情に飲み込まれていました。

分かってても泣くのが止められませんでした。

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今はもちろんここまでではないけれど、

まだ”そんな風に感じる自分”がいます。

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何が私の自信をここまで失わせたのでしょう?

それは振り返ると

病気になったこと』に

起因しているように思うんです。

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私はそれまで、とても健康だった。

これといって大きな病気や怪我をしたことがなく

“普通に”過ごせてきたことが

見えないけれど実は大きな自信だったようです。

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病名のついている病気になったことが

私にとっては

自信を崩壊させるのに十分な出来事でした。

つまり、

体感を伴って自分の身体の不調を感じることで

『今までできたことができないダメなやつ』 

という烙印を

痛いほど自分に押してしまったのです。

何度も何度も繰り返し。

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それまで生きてきた中でしてきた実績を無にするほど

私は自分を『病気』というフィルターを通してしか見なくなってしまった。

手が震えたり

汗が止まらなかったり

食べ物が喉に詰まる。咳き込む。

仕事に集中できない。

すぐ疲れる。

動悸がする。

『まともに仕事も生活もできない社会不適合者』

そんな風に自分を追い詰めました。

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病気だけれどなんとかやっている自分には

全く目を向けなかった。

もちろん身体に感謝なんてすることはなかった。

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10年以上経って、私は自分の力で病気を治した。

全ては身体の自浄作用のおかげだし、

私が私を無碍にしなくなったからだと思う。

病気から学んだこともたっくさんあったし、

病気になったから、私は人への当たり前の優しさを学んだ。

だからこれでよかった。

もしも私が今、過去へ戻って

病気がある道とそうでない道を選べるとしても、

病気がある道を選ぶだろう。

だからこれで本当によかった。

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そして、いつも私のために私の感情を動かしては、

それを受け止めてくれる

かけがえのない夫の存在に感謝したい。

私を私として生きてくれる、”この人”にも感謝したい。

私、あなたが大好きだよ。

いろんなことを、経験してくれてありがとう。

気付いてくれてありがとう。

物事からさまざまなものを受け取ってくれてありがとう。

あなたの繊細さと大胆さが

ときに予測できなくてびっくりするけど、

それが持ち味だよね。

どこまでも行こう。

最後まで自分らしく、あなたらしく進んでほしい。

そのために、私はここにいるよ。

一つ一つ、乗り越えていこう。

光の差す方へ。

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