自分軸って言葉がピンとこないから言い換えを探してみた。

自分軸って言葉がピンとこないから言い換えを探してみた。

こんにちは。さきちです。

 

個性を大事にとか、自分軸で生きようとかよく言われますけれども

自分を見つけようとすればするほど

逆にわからなくなるってことはよくあって。

そもそも自分軸って言葉に違和感を感じる私は、人々が言う「自分軸」を自分なりの言葉に言い換えてみようと思った。

 

自分軸ってなんや

自分軸って言葉を

あまり具体的に説明している人っていないと思うのだけど

簡単に言うと、自分軸というのは「自分としての○○」を持っていることなんだと思う。

 

例えば

自分としての意見

自分としての思想

自分としての心地よさ

とか…。

 

軸というからには”確固とした何か”といったニュアンスを感じるから

私としては自分としての信念といったワードが、言い換えとしてはしっくりくると思う。

 

信念は貫き通すべきか

で、ここで疑問に思うのは

確かに自分に信じるべきものがあるということは人生の拠り所になると思うし、迷ったときには大事だと思う。

 

しかしそうなると、自分の信念を貫き通すことで、周囲との関係で摩擦を生むこともあるように思う。

その場合はどうするべきか?

人と意見が衝突したとき、齟齬が生まれたとき自分はどうすればいいのか?

ということが、お人よしの私には長年疑問だった。

私の場合は「自分が譲る」ことをほぼ常に選択してきたと思う。(親にはまれに反抗したこともあったが)

 

でもその場合、のちに「やっぱりこうしたかった…」と後悔することも少なくはなかったし、

その小さな後悔が積み重なった結果、気づけばいつも微妙に満足できていない自分がいることになった。

 

これは長い目で見ると、自分への信頼を失うことになると大人になってすごく思う。

これは人生にとって大きな損失だと心の底から思う。

 だって一度失われた自分への信頼を取り戻すって、これまた長い時間かかるから。

では、人づきあいの中で、『自分の信念を貫き通すこと譲ること』とのバランスはどう考えたらいいだろう?

私の答えはこう。

 

「自分の中で選択権を譲っても構わないと軽やかに判断できるもの⇒譲る

「なんとなくでも引っ掛かりのあるもの、もしくは迷いがあるもの⇒譲らない

「譲りたくない、もしくはやりたいことが明確にあるもの⇒譲らない

 

すなわち、人との意見との間で迷いが出たものに関しては、すぐに相手の意見を飲まない。

いったん自分に持ち帰って、再度自分に問いかけ判断を下す方が良い、ということになります。

 

私の場合で言うと、「なんでもいいよ~」と言いつつ、本音は何でもよくなくて(めんどくさいタイプ)、

決まったことに対して不満があれば、心で若干の悪態をつくということもありました。

(例えば修学旅行で自由行動するときに、班で行く行き先とか)

 

相手に丸投げしておいて、決まったことに賛同しないなんて卑怯ですよね。

学校行事の場合は一人で行動できませんから、班行動は仕方ないとしても、行き先に自分の希望を入れてもらうことは可能なはず。

その交渉が面倒だと思ってしまえば、それまでになります。

 

小さなことですが、自分の中に「この場面は大事だ」「意見を言いたい」と感じるのであれば、自分の内面と常に向き合い、自分を表現していくことが必要となります。

このことに気づくのが、私はとても遅かった。

 人とやりとりする上で、別の角度から物を申すことは極力避けてきた。ゆえに結果的にお人好しになっていたんだと思う。

でも今思うと、相手への思いやりを忘れなければきっと良い交渉ができると思うし、

交渉や話し合いの経験を重ねることで、自分と相手との意見をすり合わせて、スムーズに、より良いものを作り上げていくことも可能になっていくと感じます。

 

まぁ私は学生時代にあまり自分を表現してこなかったから、えらそうなことは言えないけれど、(笑)

娘たちにはそんな風に

自分と相手の希望や意見を素直に交わしながら、互いにとって素晴らしい未来を築いていってほしい」と切に願っています。

 

そもそもの信頼関係はもちろん重要なんですけどね。

 

違和感を常にキャッチしてあげる

自己表現するためには、自分の希望を自分で知ることができる必要があります。

そしてその自分自身の希望に心からの自信を持つ必要もある。

『これがやりたいんだ!』と表現するための、ある種根拠のない自信が必要だと感じます。

そのために自分にとって何が(どんなことが)大切か、ということを理解できていることがとても大切です。

『自分にとって何が(どんなことが)大切か』がすぐにわからなくても

「何が嫌か」は割と見つけやすい。

 このネガティブなポイントを把握しておくだけでもさまざまな選択の場面でとても役に立つと思います。

日々の生活の中で、どんなことにモヤモヤ(違和感)を感じるかに着目しておけば

「夫が洗濯機の上に脱いだ洋服を置くのがイヤ」だとか

「シンクに洗い物があるのがイヤ」だとか

「しまったものが出しっぱなしにされているのがイヤ」だとか

 

私にとっては

整理整頓されていない環境と、それが常に目に入る場所にあることにストレスを感じやすいとわかります。

 

例えば、これが自分ではなく、家族の行動に原因があるとするならば、まずは伝えなくてはなりませんよね。

 

不満を伝えることは、勇気がいります。

 

もしかしたら、相手が怒って喧嘩になるかもしれません。

伝えることには、とてもエネルギーが必要です。

 

でも、私は伝えることを選びます。

それが長い目でみたとき、互いにとってよりよい将来を選ぶことになると思うから。

 

自分がその人の代わりに(片付けたり、しまったり)やってしまうことは簡単です。

でも、それはその人の成長を奪うことにもなる。

 

だから、一緒に良くしていこう。

と私は思っているのです。

 

まぁ難しく考えずに。

一歩一歩、自分を表現できるようにしていきましょう。

 難しい話を最後まで読んでくれてありがとう。

それでは、また。

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