妖精画の作家さんと電話してみた。
- 2023.11.16
- コラム
こんにちは、さきちです。
2023年11月16日木曜日 曇り
今日は、昨日届いたあの素敵な妖精画の作家さんと電話でお話ししました。
妖精の絵を描いたとき、いろいろ不思議なことがあったということで、絵の制作秘話を聞くことができました。
絵を見た時の第一印象となりそうな、この淡〜いピンク。
はだ色とピンクを混ぜたようなサーモンピンクが、この絵を描き始める作家さんのインスピレーションでまず1番にあったようです。
そして、妖精さんの両脇にあるブルーとグリーンの羽のようなモチーフは、実は…鳥だそう。
妖精さんが着ている白いお洋服をくちばしでつまんでいる、そんな様子を描いたものだそうです。
絵を書くときには、夢でヒントをもらうことも多く、今回はそのブルーとグリーンの羽のようなモチーフが初めに浮かんできたそう。
作家さん自身もそのモチーフをずっと羽だと思っていたようですが、サポートしてくれている妖精さんが、それは羽じゃないと教えてくれたんだって!
不思議でとっても可愛いお話ですよね。
羽じゃないなら、なんだろう?と思っていると、夢に今度は鳥が出てきて、洋服の裾をつまんで引っ張っているのが見えたそうです。
それで、謎が解けたとおっしゃっていました。
二羽の鳥が、可愛いお洋服を両側からつまんで引っ張る。まるで、その洋服を他の誰かに届けるかのように。
絵の制作時、妖精ちゃんは『絶対(裸じゃなく)洋服を着せてほしい』と頼んできたそうです。
洋服には大事な意味があったんだ!
それで白いラブリーなワンピースを着てるんだなぁとますますこの絵が愛おしくなりました。
作家さんは、私が洋服作りをしていることを知り、ぜひお孫さんの洋服を作ってほしいと言ってくださいました。
私は『技術的にまだ不安があるので、時期が来たらぜひやらせてください』と返答しました。
すると、作家さんは『あなたが作る物だから欲しいひとがいる』『完璧じゃない部分も含めて、その作品の魅力があるものよ』と。
私は既製品と同等の技術を習得しなきゃと少し焦っている部分がありました。
でもその言葉をもらって、
そのままでも欲しいと言ってくれる人がいることを知って…
そこまで肩肘はらずに、もう少し楽な気持ちで、楽しく洋服作りをしてもいいのかなぁ〜と思うことができました。
求めてくれる人がいると言う事は、作り手にとってとっても励みになります。
いつか、誰かの洋服を作ってあげたいという夢がある私にとって、未来のお客さんが決まったことは、小躍したいくらい嬉しいことです。
これからは大量生産、大量消費の時代ではなくなると思います。
想いが込められたものが、受け取るべき誰かに届く。
作った相手の顔が見えるということの大切さ。
どんな商品にしても、これからは人と人とのつながりが大事になってくるような気がしています。
そうすると、そこには信頼という見えないエネルギーが介在することになります。
人を信頼できること。これってものすごく意味のあることだと思います。
個々が分離してて生きるこの世界において、自分以外に自分と同じくらい信頼がおける人ができると言う事は、人生にとってとても意義のあることで、この世界を楽しく生きる1つのコツでもあると感じます。
人生、いろいろあるけれど、同じものづくりをする人として、そして過渡期にある地球に生きる人間として、一緒に頑張る仲間に会えたような気持ちです。
素敵なご縁と出逢いに感謝して。
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