壁を越えるため、ただひたすらに、愛を。
- 2024.01.29
- 2024.02.01
- コラム
こんにちは、さきちです。
2024年1月29日月曜日。
私にとって子育ては、自分の内面に直面し続けること。普通に出来ている人は、ある意味悟りの境地にいる人だと思うほどに。
私には、どうしても子どもに対して理想像を押し付けてしまうクセがある。
子どもが思い通りなる方がすごいし、理想の型に押し付ければ押し付けるほど、むしろその子の可能性を制約していくことになる。
頭では理解できる。
でも、トラブルに直面すると途端に感情が爆発しそうになる。
『なぜ、言ったことが守れないのか』
私はなぜかお行儀やマナーに厳しくなってしまう。
私の両親はそんなにうるさくはなかったのに。
これは自分の中にあるただの強要なのかもしれない。
のびのびさせたいのに、裏腹に口から叱る言葉が飛び出す。
特に長女に対しては、言葉が理解できる分小言が多くなって、傷つけてしまうこともある。
約束事を守れない長女に対して、今日は怒りが出そうになって、また怖い自分が出てこようとした。
叱った後にどうにも情けないような虚しいような気持ちになった。
この気持ちの奥を覗いてみた。
約束を守ってもらえない自分がないがしろにされているような気持ちで寂しかったのだ。
私のきもちが昂る時はたいてい根底に寂しさがある。
長女のことを羨ましく思うこともあった。
自分はこうもみんなに大切にしてもらえていたのだろうか?と。
私はしばらくずっと口をつぐんでいた。
何かしゃべるとまた小言になってしまう。
家に戻ってきて、ずっと自分の感情を見つめていた。怒りを覚えてから30分くらいたっただろうか?急に静かになった。
今日の私は朝からあまり気持ちの余裕がなかった。
そして家事をしながら元の自分が戻ってきて、長女に謝った。
長女の好きなおやつを出しながら『約束事は守って欲しいこと』『いつも長女のことを想っている事』を伝えた。
夕飯を食べて、しばらく家事をしていたら突然気付きがやってきた。
もしも他人の子が長女と同じ行動をしたらどうか?
私はきっと笑ってやり過ごすだけだと思う。
“自分の子“という位置付けが、私と長女を苦しくするのだとしたら?本末転倒ではないか。
そして、私は長女が苦しい想いをすることを毛頭望んでいない。
ならば取る行動は?
愛する者だからこそ、自分の手から手放さなければならない。
可愛い子には旅をさせなければならない。
そうして彼女を守りながら、愛を伝えていく。
側にいても、彼女を1人の人間として尊重しなければならない。
心からそうしようと思った。
そうでなければ私はきっと彼女の心に影を落としてしまうから。
私は彼女に対するコントロールを手放します。
だって、私は子どもたちを愛しているから。
それが、私なりの愛を伝える方法。
子育てをしているだけで、私たちは自分と向き合っているんだよね。
すごいことだ。
みんなすごい。
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