許すかどうかを考える前に、許されてきたことに思いを馳せる

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こんにちは。さきちです。

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今日のメッセージを書きます。

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何かイヤなことがあったとき。

特に誰かのせいでこうなったと思いたいとき。

それが自分にとって大きければ大きいほど、

私たちはその誰かを心の中で責め、

許すか許さないかを無意識のうちに考え出します。

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そしていつのまにか

その問題に心を囚われてしまいます。

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許すか、許さないか。

許せるのか。

許してやろう。

いや、許してやるものか。

この問題には終わりはありません。

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この問題は親しい者の間で起きた場合や

心の傷が深い場合、

つまり本人にとって受け止めが(ダメージ)が大きい場合は

特に長い間引っかかり続けてしまいます。

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そして誰にでもこのようなことの一つや二つが

あると思います。

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私はこれらの問題の突破口は考え方を変える(視点を変える)だけだと思っています。

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視点を変える

考え方を切り替える

よく言われる方法だけど

自分が納得のいくように

自分の考えのクセを理解して

使えば

ものすごく使える方法です。

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私は以前から書いていますが

ものすごく親しかった親友と、仲違いをして以来会えなくなってしまいました。

音信不通となり、今もどこにいるか分かりません。

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そんなケンカとなる発端は

彼女からマルチ商法の勧誘を受けたことでした。

詳しくは今回は書きませんが、

マルチを辞めさせたい私と続けたい彼女との間で‥いざこざになって、お互いにもういいや、となったんだと思います。

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私は彼女に信頼されていると思っていたけど、そうではなかった。裏切られたと思い、傷つきました。

本当に心から大好きだったから‥

魂の半分を失ったような、喪失感でした。

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嫌いになりたかった。

でも心の底から嫌いになれなかった。

私はずっと彼女を本当には許していなかった。

上辺では乗り越えたつもりだったけれど。

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夢に出てくることもあった。

あれからもう20年経つのに。

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でも私ははたと気付いた。

私は彼女が好きだった。それは本当だしこれからも好きなんだと思う。

彼女をが私に寄せてくれていた信頼も嘘じゃなかったんだと思う。

彼女と二人で行った東北の旅行も

学校帰りにいつも喋ったミスドも

たわいもない時間の全てが示していること。

私は‥紛れもなく彼女に愛されていた。

部活が違っても

彼女は『一緒に帰ろ』と

私を靴箱のあるところで待っていた。

『クレープ食べようよ』と私を誘ってくれた。

メイク道具をプレゼントしてくれた。

手作りのプリンを誕生日に届けてくれた。

本当にいつも一緒だった。

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私が彼女を許すかどうかを決めるのではない。

だって私は、ずっと彼女に許されてきてた。

どれだけ彼女は私を許してきてくれたことか。

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いろんな話をした。

家庭のことも好きなことも。

男の子のことも友達のことも。

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美しくて、優しくて、面白かった。

特定の時期、

特定の誰かと特別に親しくなれた。

それだけでもう、私は‥

本当に素晴らしい経験をしたんだと思う。

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今、こう思うよ。

いつかまた、彼女に会いたい。

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だからね、時間はかかるかもしれないけれど

憎らしく思ってしまうその人に、

実はあなたは許されていたことを

知ってください。

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あなたが気付かぬうちにしてしまっていた言動

ささいなことかもしれない

傷つけたことがあったでしょう

でも

その人は許してくれていたはず。

お互いさま。

その言葉で、水に流すことができる。

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いつか、かならず。

私たちはいつでも

器を大きくすることができます。

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私たちは許されてきた。

愛されてきた。

今も許されているし

愛されている。

親にも、子にも、友にも。

そのことに、はたと気づいた時

大きく転換することができます。

うん。

そっちの方が、いいよね。

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