目に見えないものを信じる勇気

目に見えないものを信じる勇気

こんにちは。さきちです。

 

物質に囲まれ生きる我々は、そう簡単に目で見えないものを信じることはできませんよね。

 

でも、目で見えるものってなんだろう。

 

そもそも私たちの目は、捉えることができる光の範囲は限られていて、

この世界に存在する空気とか、空気中に浮遊しているミクロの粒子を見ることはできていなくて、

その時点で自分の目で目えているものだけを信じるのはナンセンスなんじゃないかという気がしてくる。

 

「ある」と分かるっていうのは、どういうことだろう?

どうして「ある」と信じることができるんだろう?

 

目で見えて、触ることができる。

目で見えなくても、感じることができる。

 

「感じる」

ということにもっとフォーカスできれば、

目で見えないものをもっと確かなものとして信じることができるんじゃないか。

 

わずかに「感じた」ことを、確かなものとして記憶できれば、

その積み重ねがきっと

目で見えないものでも「ある」と信じることに繋がるんだと思う。

 

そこには「目でみえないものを感じた」という体験が何度も必要で、その体験こそが目で見えないものを信じる根拠になっていく。

 

体験をするためには行動が必要で、行動するには一歩を踏み出す勇気が必要。

例えば「神さま」を感じたいなら、神社に行く行動が必要だし、「神さまを感じてみたい」という自分の気持ちを尊重する勇気が必要。

「神さまなんて…ほんとにいるのか」という湧き出る理性を抑えておく覚悟もいるかもしれない。

 

私たちは昨日と今日でまったく別の自分を生きていて、過去は今とは繋がっていない。

今日は昨日の続きのようで

実はまったく新しいただのまっさらな1日であることに気づいてみよう。

過去も今も未来も、わたしがいる”この瞬間”に存在している。

なりたい未来があるならば、過去とは無関係にその未来を想像できるし、その未来からのエネルギーを今に流すことで実現できる。

 

私たちはなりたいものになれるし、見たいものをみることができる。

それが目に見えないものであったとしても、見たいと願えば見ることができる。

 

その見るというのは視覚で視るのではなく、「見えたように感じる」ことなのかもしれない。

それを繰り返していくうちに、「見えたように感じる」ことが自分にとっての「視る」になっていくのかもしれない。

 

世界はそもそも”ぼやっとしたもの”であって、私たちは見たい世界に”フォーカス”すると、その部分の解像度が上がっていく。

その世界が広がりだす。

 

人生とは、その人が意識を向けたもの、もしくは、向けさせられたもので出来上がっている。

自分の意思かもしれないし、そうでないかもしれないけれど。

 

ただ、現在出来上がっている世界と明日の世界とは、また全く別のものという可能性も大いにあるし、それは自分の意識の向け方、行動の仕方次第だと言える。

 

過去と意識をつなげておくこともできるし、ぶつっと切ることもできる。

「意識に意識を向ける」という大事なことを、私たちはこれまでしてこなかったし、誰も教えてはくれなかった。

 

さらに言えば、意識を向けた方向にその世界を動かし、私たちがしたい経験をかなえてくれているのは

私たちが確認することができない意識なのかもしれないということを知っておくといい。

私たちには無意識という領域が存在していて、この無意識が働く領域というのは、私たちが想像するより遥かに大きい。

 

私には自分が人生ゲームの上にいるように思えてならない。

そしてその人生ゲームを覗き込んで見守っている大きな顔もまた私。

 

大きな顔の私は、小さな私のために、歩きやすいように道を作り、迷わないよう看板を立て、ずっと遠くにある障害物をどかしたり、出会う人を配置したり、一生懸命この世界を整備し続けてくれている。

 

小さい私は何も知らずに、目の前にできた道を歩く。

ときどきイレギュラーなこともする(笑)

 

その都度大きい私は、道を修正したり繋ぎなおしたり、やりたいことができるように最高のシチュエーションで先を待っていてくれる。

 

小さい私ができることは「大きい私を信じて実際に行動する」こと。

経験を思いっきり楽しむこと。

小さい私が喜びにあふれているのを、大きい私もニコニコとして見守っているように感じる。

 

もしも小さいあなたが道に迷ったときには少し待っていてね。

大きいあなたが道を作り直しているのかも。

私たちが感知できない道の先にある障害物を取り払ってくれているステイの時間なのかもしれないよ。

 

また最高の経験ができるように、とりあえず休憩もまたよしだよ。

 

大きい自分を信頼していれば絶対に大丈夫。

それを信じる勇気だけを胸にしまっておこう。

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