【経過】マススクリーニングにひっかかった!先天性甲状腺機能低下症の疑いからの正常値へ。
- 2020.07.01
- 2020.10.01
- こどもの病気・大人の病気
こんにちは。さきちです。
今回は、第2子である次女が生後5日頃に行う「マススクリーニング」で引っ掛かってしまったときのお話。
新生児マススクリーニング(しんせいじマススクリーニング)、
または新生児スクリーニング(しんせいじスクリーニング、(英: newborn screening)とは、
新生児における先天性代謝異常などの疾患やその疑いを早期に発見し、発病する前から治療が出来るようにすることを目的とした検査のこと
小さく生まれた次女
2450gと平均より小さく生まれた次女は、
出生後から、黄疸や多血といった症状で「要観察」になっていました。
黄疸の数値がなかなか下がらず、入院中に2回光線治療を受け、さらに2日ほど退院も延びてしまいました。
先天性甲状腺機能低下症?
その後、2週間健診でマススクリーニングの「甲状腺の数値」に引っ掛かってることが判明。
黄疸や多血の症状は良くなったものの、新たな問題が発生したのでした。
引っ掛かってしまったのは『TSH』という甲状腺刺激ホルモンの数値でした。
多くの人は聞き馴染みのない名前だと思います。
でも…母である私は、自分自身が甲状腺疾患を持っているため、このホルモンの名前を知っていました。
甲状腺刺激ホルモン”TSH”とは
TSHは甲状腺刺激ホルモンといいます。脳にある脳下垂体というところからTSHは分泌されます。
甲状腺刺激ホルモンの値が高いとなぜ問題なのかというと…
●TSHの数値が高い→甲状腺ホルモンが下がる可能性がある
そして、
●甲状腺ホルモンが下がると、成長に支障をきたす可能性が出てくる
からです。
乳幼児期の甲状腺ホルモンは、正常に分泌することが成長には非常に重要で、「TSHが高いままであれば、早めに治療を開始した方が良い」とのことでした。
とりあえず2週間健診の段階では、投薬をするほどではなく、再検査をして数値の行方を見守るということになりました。
1ヶ月健診
1か月半健診時の採血では、TSHが「9.42」と未だ高値でした。
正常値は「4」程度だと言われました。
「まだ高いか…残念(・´з`・)」といった感じでした。
※当然採血の結果には一喜一憂してしまうのですが、私自身が甲状腺疾患で慣れていたため
「ホルモンの数値は、そんなにすぐに変動しないだろう」と大きく構えていました。
生後1か月半
このときのTSHの値は「5.7」
だいぶ正常値に近づいてきました。
ここまで来たらあとちょっと。先生の様子からも、あまり心配はいらない雰囲気でした。
もうちょっとだ、がんばれー!
2ヶ月半
数値は「4.49」とほぼ正常まで下がりました。
先生からもようやくお墨付きをいただき、次回は3ヶ月後となりました。
正常に戻っても、稀にまた数値が上がることがあるので、念のため数ヵ月に1度チェックをしていく予定です。
甲状腺ホルモンは3才までが非常に重要らしいです。
それ以後は多少足りなくても、そこまで問題にはならないと先生はおっしゃっていました。
5ヶ月半
TSHの数値は「2.87」
完全に正常値の範囲内に入りました。
先生からは「やはりお母さんが妊娠中に飲んでいた甲状腺ホルモンを抑制する薬の影響が、一時的にあった可能性が高いと思います」と言われました。
「多血」もあって私からの血液が余計に次女に流れていたこともあり、影響が強く出たのかなと思います。
長女のときも同じ薬を同量飲んでいましたが、長女には影響はありませんでした。
胎盤やへその緒など、いろいろな状況が相まって次女はこういった結果になってしまいましたが、無事正常値に戻り安堵しました。
ただ、やはり「3歳まではフォローしたい」とのことでしたので、引き続き通院にはなります(笑)
1度としてまったく同じ妊娠などない、ということを痛感するできごとでした。
新生児の先天性甲状腺機能低下症の疑い まとめ
生まれたばかりの赤ちゃんが「マススクリーニング」に引っ掛かると、親としてはやはり”ドキッ”としますよね。
とてもとても心配になると思います。
でも、次女のように成長とともに(時間が経てば)、正常に戻ることもあります。
マススクリーニングの数値に引っ掛かること自体は、よくあることのようですので…悲観しすぎず見守っていきましょう。
私の場合、「他の子よりも病院でしっかりみてもらえる機会が多くて安心!」とプラスに捉えるくらいの気持ちでいましたよ( ˊᵕˋ )
では、また。
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