混合から完母に。生後4ヶ月を過ぎてからの乳頭混乱で哺乳瓶の乳首を拒否した次女の話。

混合から完母に。生後4ヶ月を過ぎてからの乳頭混乱で哺乳瓶の乳首を拒否した次女の話。

こんにちは。さきちです。

今日は、育児ど真ん中『授乳』の話です。

現在3歳と0歳4ヶ月、2人の女の子を育てています。

 

私と母乳育児

一人目の子供である長女を混合で7ヶ月まで育て、その後「完全ミルク」になった私。

「二人目もそうなるんだろうなぁ」とぼんやり思っていたら、思いがけずこちらは”完全母乳”になりました。

 

私は元々「どうしても母乳!」というこだわりはなくて、

足りなかったらミルクをあげる方が母子のためになる、と思っています。(今も)

 

母乳神話について思うこと

ネットでは”完母”にしたいというお母さんは多いし、

病院でも『母乳の方が良いから』っていうお医者さんや看護師さんにしか…私は今のところ会ったことがありません。

 

だけど、私の友人には「母乳をあげたくてもどうしても出なかった」とか「吸いにくい乳首だったので1年搾乳して母乳をあげた」とか

血のにじむような努力をしたり、自分を責めながら仕方なくミルクに変えたり…

話を聞くだけで胸が苦しくなるくらい頑張ってるお母さんたちがいました。

たぶんこれを読んでいるあなたも、きっとそうだと思います。

 

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さきち

毎日がんばって本当にすごい!えらい!

 

小さな赤ちゃんを抱えて、その命を精一杯守ってるお母さんたちに他人が

「母乳以外は考えられません。」

みたいな考え方を押し付けるのは、私は違うと思います。

 

もちろん、「赤ちゃんのために最善の選択をしたい。」

その気持ちは母親なら誰しも持っている感情です。

その上で、”母乳をあげることが困難な人が、少なくない人数いる”ということを理解することが必要です。

 

◇持病で薬を飲んでいるとか

◇乳首の形が吸い付きにくい形だとか

◇そもそも母乳があまり出ない体質の人だっています。

この世にはこんなにも多様な人が生きているのに、赤ちゃんを育てるのは母乳1本で!!!と考える方が無理があるんじゃないかな。

母親になったとたんに

周囲のみんなが一斉に「母乳がいい!」「まず母乳」「母乳あげられるようにとことん頑張れ」みたいな感じになるのが正直怖かったです。

 

私の母も3人の子を母乳だけで育てました。

でもそれは、とても運が良いことだったんだなと今感じます。

 

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さきち

母は、「母乳じゃなきゃダメ」なんてことは私に一言も言わなかったので、助かりました(笑)

 

病院には「母乳がいかに良いか」書いてある母乳推奨の本が何冊も置いてあって「無言の圧力」を感じるし、

私自身も病院で「ミルクもあげたい」と言ったら、考えを否定されはしないものの

 

「生後6か月まではおっぱい以外の栄養は、基本的には必要ない」

「まだ完全母乳にできる可能性があるから」

 

と、母乳相談を勧められたりしました。

 

こんなの…

初めての育児で不安いっぱいの新米ママからしたら…ある意味「脅し」と一緒ですよね。

「ミルクって良くないんだ…」って、絶対刷り込まれちゃいます。

まぁ私は2人目だったから受け流すこともできましたが(笑)

 

だから、まず「完全母乳じゃなきゃダメ!」と辛いのに自分に言い聞かせているお母さんがいたら…

そんなに頑張らなくても大丈夫だよ…」と言いたいです。

(頑張りたいなら頑張ればいいけど、しんどいのに無理することはないという意味です。)

 

離乳は必ずやって来る

そもそも母乳やミルクだけで育てる時期って生後5~6ヶ月までですよね。

そのあとは離乳食が始まって、母乳やミルク以外の食べ物から栄養を摂るようになっていきます。

 

おっぱいで育てる期間というのは、子どもの長い人生からするととても短い時です。

”離乳の時期”は遅かれ早かれ必ず来ます。

 

だけど、弱弱しい新生児育児のスタートがおっぱいだけだから、どうしても重要視してしまうんですよね。

私も初めてのときはこの”おっぱい”と奮闘する時期が永遠に続くような気がしてたからなぁ…めっちゃしんどかった。

でも必ず終わる。

それを頭の片隅に入れておくと違う選択肢も選べるのかな、と思ったりします。

 

一人目育児の際、完全ミルクにしたときの”解放感”と言ったらなかったです(笑)




なぜ混合から完全母乳になったのか

でも、今回完全母乳になったのは、3年前に長女がおっぱいを吸ってくれたからこそだと思います。

元々私の乳首は短くて、硬くて、赤ちゃんが吸い付きにくいおっぱいでしたから…

≫≫【歓喜】扁平乳頭でも直母できた!乳頭保護器をやめるまでの戦い全記録。

 

当時の私は、辛いならミルクでも良かったのに「母乳神話」が頭から離れず、直母にこだわっていました。

 

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さきち

おっぱいをあげられてこそ母親!的な。勝手なイメージ。

 

毎日親子2人で泣きながら汗だくで授乳し続けました。辛くて辛くて本当は早くやめたかった。

でもやめたら「母親失格」だと思われる…(誰から?って感じですよね)

夫は「ミルクでもいいよ」っていつも言ってくれていたのに、自分で自分を追い詰めていたんです。

 

勝手に見えない敵と戦って、生後6か月までの赤ちゃんの「たまらなく可愛い時期」をちっとも楽しむことができませんでした。

本当に後悔しました。

 

だからこそ、次女のときは「無理して赤ちゃんを可愛がれないくらいなら、おっぱいは諦める」と決めていました。

おそらくもう赤ちゃんを産むことはないと思ったので、精いっぱい愛でることができる精神状態でいたかったんです。

 

●2人目ということもあって、母乳の出は長女のときよりも良かったです。

●さらに次女は吸い付く力が強く、しっかりとおっぱいが飲めたのでスムーズに母乳育児をスタートしました。

もちろんミルクもスタンバイして。

「足りない」と思ったら、すぐに足していました。

 

長女のときに付けていた乳頭保護器も1度も使わず、直接母乳があげられたので

夜中もずっとおっぱいをあげていました。

(夜中におっぱいをあげる方が、ホルモンの関係で母乳が出やすくなるそうです)

 

そうこうして時が経ち3ヶ月を過ぎると、だんだん哺乳瓶の乳首をペッと舌で吐き出すようになりました。

 

完全母乳になると、赤ちゃんを長時間預けることはできなくなります。

「美容院に行ったり、自分の病院の通院のことを考えるとミルクを飲んでくれた方がいい…」

なのでそれまでは1日に1~2回は必ずミルクを上げていました。

 

しかし、だんだんと哺乳瓶を嫌がるようになってしまいました。

 

母乳だけでもいけそうなら母乳でいこうか。

懸念としては、母乳だけでもきちんと成長できるのかどうか。

この1点でした。

 

数日おきに家にあるスケールで次女の体重を測ってみました。

すると、徐々にではありますがちゃんと増えている様子。

「それなら良いか」と、ミルクは気が向いたときにチャレンジすることにしました。

 

かれこれ1週間以上は母乳だけで過ごしています。

小児科の先生曰く「お腹が空けば哺乳瓶からでも飲む」そうなので、「足りなさそうならあげればいいか」という感じになりました。

 

混合から完全母乳 まとめ

4ヶ月を過ぎて混合から完全母乳になることもあるんだなぁ~となんだか不思議な気持ちです。

だから、1~3ヶ月の赤ちゃんを育てていて

「まだ完全母乳にできてない(焦)」というお母さんには「4ヶ月過ぎて完全母乳になった人もいるよ」と言いたいです。

 

そして「気長に赤ちゃんとお母さんのペースで楽に育児をしましょ。」

と伝えたいです。

 

✔長女を混合から完全ミルク

✔次女を混合から完全母乳

で育ててみて思うのは、

どっちにしてもお母さんが笑っている方が赤ちゃんのためになる

ということです。

 

長女のときを振り返って、日中いつも「母乳」のことばかり考えていて育児が辛かったということ。

現在3歳になった長女の赤ちゃんの頃には、戻りたくてももう戻れない…

1度きりしかないその子のその時をめいっぱい楽しむ選択をしてほしいと私は勝手に思っています。

 

 

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