【市中感染も】妊娠中に新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したら⁈妊婦がいまできる対策とは?

【市中感染も】妊娠中に新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したら⁈妊婦がいまできる対策とは?

こんにちは。さきちです。

 

二人目妊娠中の現在、「新型コロナウイルスが妊婦さんにどんな影響を与えるのか」とても気になるところです。

ニュースやワイドショーでも連日取り上げられている話題ですが、妊婦さんに与える影響については詳しく報道はされていません。

妊娠中は、妊娠していないときに比べて免疫力が低下している(お腹の赤ちゃんを異物として排除しないようにするため)ので、なおさら心配になってしまいます。

新型コロナウイルス 感染病【COVID-19】とは

新型コロナウイルス

2019年12月に中国湖北省武漢で始まった新型コロナウイルス感染症は、現在、中国およびその他の国と地域に急速に広がりをみせています。

これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。

このうち、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。

残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。

コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することは稀(まれ)です。

また、アルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています。

首相官邸

*2020年2月11日、世界保健機関(WHO)は、この感染病を コロナウイルス病 COVID-19 と名付けました。 「CO」は「コロナ」、「VI」は「ウイルス」、「D」は病気を表しています。
2020年2月7日、国際ウイルス分類委員会(ICTV)により、この感染症を引き起こすウイルスの名称は【重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2 SARS-CoV-2】 と決定されました。

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2  SARS-CoV-2  によって引き起こされる感染病をコロナウイルス病  COVID-19という。

COVID-19の症状

COVID-19の徴候と症状には、発熱、咳、息切れが含まれます。

COVID-19の症状は暴露(ウイルスにさらされてから)後2〜14日に発症します。

また高齢者や基礎疾患や免疫系が損なわれている人は、このウイルスによる重病のリスクが高い可能性があります。

日本産婦人科感染学会による情報提供

現在、日本産婦人科感染学会が「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 妊娠中ならびに妊娠を希望される方へ

というお知らせを発出してくれています。(2020年2月27日更新)

こちらを読むと、現状が把握できますので、妊婦さんや妊娠を希望されている方はぜひ読んでみてください。

妊婦ができる新型コロナ感染対策

新型コロナウイルス対策

基本的には、一般の人たちと同様の対策にはなりますが

✔ 不要不急の外出を控える

✔ 手洗いを徹底する

✔ 人ごみに出る場合は、マスクを着用する(ただし、マスクの有用性は確認されていない)

✔ 適宜、手指のアルコール消毒を利用する

✔ 発熱や咳の症状がある人と不要な接触を避ける

 

妊婦がもし感染してしまったら…

37.5℃以上の発熱や倦怠感2日以上続く場合は、帰国者・接触者相談センターに相談する。

●受診を希望する場合はまず帰国者・接触者相談センターに相談し、必要なら指示された医療機関を受診する。(複数の医療機関を受診することは控える)

●新型コロナウイルスに感染している可能性がある場合は、妊婦健診の受診を控える。(主治医に電話で相談する)

⇒ただし不正出血や腹痛、破水感などがある場合は受診が必要。(かかりつけで対応できないこともあるので、帰国者・接触者センターに相談する)

 

もしも、分娩前に新型コロナウイルスに感染してしまった場合は、指定医療機関で分娩を行うことになるそうです。

新生児とは双方がウイルス陰性となるまで面会できず、また授乳もできないということです(;_;)

 

●●●
さきち

これは悲しすぎる…

妊娠中の感染と胎児への影響について

新型コロナウイルス 胎児への影響

日本産婦人科感染学会によれば、今のところ、妊娠初期・中期に流産・早産を引き起こす可能性は高くないと考えられています。

また、胎児奇形の報告もありません。

よって、感染が心配な場合も、まずは自宅で様子をみて良いそうです。

 

2月12日付けの雑誌LANCETの報告によると、中国・武漢市内で妊娠後期に新型コロナウイルスに感染した9例の妊婦において、「経過や重症度は非妊婦と変わらず、子宮内感染も見られなかった」としています。

しかし妊婦さんの肺炎は、一般的に重症化しやすいと言われているため、やはり注意が必要です。(胎児への影響する恐れもある)

SARSやMARSの流行時には、初期の感染で流産が、中後期の感染で早産や胎児発育遅延が報告されているため、その意味でもやはり妊婦は感染しないことが肝要です。

 

新型コロナウイルスと妊婦への影響 まとめ

・現段階で、新型コロナウイルスが妊婦さんに与える影響は少なそうである。(ただし肺炎への警戒は必要)

・しかし、情報自体が少なく、その影響の有無も確実とは言えない中、妊娠中である以上は罹患しないことが重要。

・手洗いや消毒など、出来得る対策はしっかり取って無事に過ごそう。

 

厚生労働省からも様々な情報提供がされています。

最新の情報・正確な情報を見て、残りの妊婦生活をなんとか安全に過ごせればと思います。

 

ては、また。

 

 

 

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