【気付かない?】甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の初期症状とは。私が病名を知るまでのこと。

【気付かない?】甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の初期症状とは。私が病名を知るまでのこと。

こんにちは。さきちです。

今回は、私の持病についてのお話です。

 

実は私は、28歳の頃に「甲状腺機能亢進症」(通称バセドウ病)という病気になりました。

女性に多い病気で、芸能人の方の中にもこの病気だと明かしている人もいます。

 

ずいぶん前から「なんとなくいつも体調が悪い」という状態だったのですが

「甲状腺機能亢進症」という病名まで、なかなか辿り着くことができませんでした。

 

体調は確実に悪いし、自分ではすごく辛い。

 

それなのに病名が分からないことで

・自分でも対処の仕方がわからない

ということや

・周りへの説明がつかない

ということで余分にしんどい思いをしました。

 

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さきち

普通に振舞おうとして、無理をしていました

 

そういうことを経験したので、私の経過を記すことで

似たような不調がある方で、

✔でも病気だと思っていない方

✔思い当たる病名が分からない

という方が、もしかしたら救われるきっかけになるかも、そうなったらいいなと思って書いてみます。




甲状腺機能亢進症とは

概要

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって、さまざまな症状が現れた状態です。

具体的には、脈が速くなる、疲れやすくなる、眼球が前方に突出して目が大きくみえるなどの症状がみられます。

メディカルノート

原因

甲状腺機能亢進症は、体内の甲状腺ホルモンが過剰になってしまうことを原因として発症します。

体内の甲状腺ホルモンが過剰になる原因は病気によって異なります。

私は「甲状腺ホルモンの過剰分泌」の原因が「バセドウ病」でした。

他には、「腫瘍」や「薬剤」により甲状腺機能亢進状態が引き起こされる場合もあります。

バセドウ病

勝手にどんどん甲状腺ホルモンを作るよう、体で指示が起こります。

甲状腺を刺激するタイプの自己抗体が産生されてしまった結果、常に甲状腺ホルモンを分泌するような刺激が入り、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることが原因です。

甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にするため、体は「常にマラソン」している状態とも言われめちゃくちゃ疲れやすくなります。

 

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さきち

症状としては、いわゆる更年期症状を思い浮かべるとわかりやすいかも。

 

TSH産生腫瘍

脳の一部である下垂体に、TSHと呼ばれる甲状腺刺激ホルモンを過剰に分泌する腫瘍ができたことによって、TSHが甲状腺を刺激し甲状腺ホルモンの分泌を促したことが原因です

薬剤性

甲状腺ホルモンを含む薬剤を誤って過剰に摂取することにより、甲状腺機能亢進症の症状が現れます。

症状

甲状腺ホルモンが過剰に働くことと関連した、さまざまな症状が現れます。

具体的には、以下のような症状が挙げられます。

✔疲れやすい

✔動悸がする

✔汗が多くなる

✔手足がふるえる

✔体重が減る

 

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さきち

私も漏れなく全ての症状がありました。

 

私がバセドウ病に気付いたきっかけ

甲状腺機能亢進症 初期症状

まとめるとこんな感じです。

甲状腺機能亢進症 初期症状

最初は健康診断で…

最初は、会社の健康診断で「肝臓の数値」が良くないと言われたことに始まります。

上司に、周りよりも早く診断結果を渡され、早急に「再検査」に行くよう言われます。

 

仕事を早めに終え、内科で診察を受けましたが「異常なし」。

自分でも「少し疲れやすいなぁ」とは思っていたけれど

特段「不調が気になる」という程のこともなかったので、そのまま帰りました。

 

しかし、この頃から徐々に体調不良が悪化していきます。




体調悪化

次第に自分でも自覚するほど体がしんどくなってきます。

・階段で息切れをするようになり、途中で休まないと2~3階まで上がれない。

・そこまで暑くないのに、汗が止まらない

・何もしていないのに、常に動悸がする

・書類を渡すときなどに、手が震える

・ものすごくお腹が減る

・食べてるのに痩せる

・風邪をひきやすくなった

・ジョギングをすると、尿が漏れる

しかし、嘔吐があるとか、熱が出るとか

明らかに病的かというとそういう症状でもなかったので…

周りに話して、もあまり理解が得られませんでした。

 

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さきち

これがこの病気の落とし穴なのだ。

 

ターニングポイント 生理が止まった

健康診断で「再検査」となって3ヶ月。

 

生理が来なくなりました。

 

不順になることは今までもありましたが、3ヶ月連続で止まったことはなく…

さすがに焦って、婦人科に行くことにしました。

「再検査」から半年後のことです。

 

婦人科では血液検査をしました。

そこで初めて「甲状腺ホルモン」が異常値を叩きだしていることが判明し、ようやく「甲状腺機能亢進症」という病名を告げられました。

そのまま、翌日に総合病院で精密検査を受けることになります。

 

以後、現在まで治療は続いています。

 

私の後悔

なんとなくずっと「変だなぁ」という違和感はあったものの、自分から進んで病院へ行くことをしませんでした。

内科には再検査で2回、風邪で1回

婦人科にかかるまで、病院へ行ったのはそれだけでした。

 

診断を受けたとき病状はかなり進んでいて、すぐに投薬治療が始まりました。

 

もっと自分の体のことをしっかり考えて、大切してあげるべきだったなぁと思います。

なかなか言うことをきかない体にムチ打つように運動したり、

仕事も遊びも今までどおり。ストレスも溜め放題でした。

 

甲状腺機能亢進症 初期症状 まとめ

それから6年。

その間に症状は波打ちながらも次第に安定していき、出産もすることができました。

 

病気になる経緯も症状も人それぞれなので

「こうした方が良い」なんてことは、もちろん一概には言えません。

 

それでも

何か異変を感じているなら早めに対処してほしい。

 

そんな風に思います。

 

病気になったからこそ知った自分の想いもあった。

病気にならなければ、ここまで自分と向き合うことはなかった。

 

だから今は病気を受け入れているけど…

だけどやっぱり…病気になんてなりたくなかった。

 

悲しくて不甲斐ない思いをしたことも多かったから。

 

やっぱり健康が一番。

何よりも健康が大事だと思います。

 

皆さんもどうか、自分の体の声に耳を傾けられるように気持ちに余裕のある生活をしてくださいね。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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