「自分を知りたい」と思う気持ちは、魂からの要請

こんにちは。さきちです。

急にタイトルの件について書いてみたくなったので、急ぎ筆を取りました。

（正確にはキーボードを取り出しました笑）

自分探しをするのは道楽？

私が生まれた昭和の時代

「働かざる者、食うべからず」という標語が当たり前の世界でした。

働かなければ、食べられない。

ということはつまり

労働（自分が無理をしてでもやらねばならないこと）をしない者＝必要なし

という厳しい世の中でした。

親世代がこの考え方をしていれば

当然、子もこの考え方をするようになります。

かく言う私も、この考え方にどっぷりと浸かって生きてきました。

言葉にすると、こんな感じかな。

”自分を探そう”だなんて

お金のある人が道楽か、余生ですること。

「そうなのかぁ」

自分の気持ちに蓋をしない

そうやって、自分を知らないままに大人になった私は

やがて公務員になり

社会になんとか溶け込み

人並みのお給料で、人並みに生活する地位を手に入れました。

しかし心は

「空っぽ」のままでした。

なぜなら「自分を満たしてあげる術」を持っていなかったから。

・何をしたら楽しいか

・何を食べたら幸せか

・誰といると心が安らぐか

自分の希望を無視して、周囲に合わせてきました。

さらに、これまで培った「自分を追い込む」という特技は、すでにベテランプロ級。

頑張ることと自分へのご褒美が釣り合わないまま

身体と心が分離して

やがてそれぞれが壊れていきました。

自分をおざなりにしている時間が長ければ長いほど

回復にも時間がかかることと思います。

そして、この間（かん）

「自分をおざなりにしている意識がない」のが、とても怖いところです。

至ってまじめに生きてきただけ。

気付いたら、、、

振り返ってみたら、、、

小さな頃の自分が、記憶の片隅の

遠くの方で泣いているのが見えました…

５歳くらいでしょうか。ショートヘアの女の子。

白いシャツに紺色のスカート。

うつむいたままシクシクと泣いているのです。

「ねぇ、どうしたの？」

「なんで泣いてるの？」

いつまでも泣いていて顔をあげません。

どのくらい時間が経ったか…

やがてその子は

「私、もっと抱きしめてほしかったの…」

と言いました。

「え…」

(´；ω；`)

「ごめん…ごめんよ…」

「もっと構ってほしかったよね。話聞いてほしかったよね」

私は幼いころの自分をぎゅーっと強く抱きしめました。

そして

「ずっと無視しててごめん」と心から謝りました。

一緒にやりたかったことをやり、

彼女が笑顔になるまで、そばに居続けました。

「もっと無条件にいろんな人に愛されたかった」と

彼女は望んでいて

純粋でまっすぐな心は

「条件を満たさなければ愛されない」という孤独を強く感じて、壊れそうでした。

そして深い寂しさを胸に抱えていました。

そのことを誰にも言えないまま、大人になってしまいました。

自分の気持ちに蓋をしたまま

本当の自分を生きられないことは

真綿で首を絞められるように、魂が苦しむことだと今は感じます。

気付いた人から自分を探し、許す

で、何が言いたいかというと

苦しかった自分を「頑張ったね」と認めてあげてほしいということです。

過去に苦しかったことがあるなら、

（原因が分かっているなら）

その時点に戻って（意識下で）

その時の自分と話をして、その原因を取り除いてあげてほしい。

願わくば、自分を褒めて抱きしめてあげてほしい。

そして、

これから好きなことをやり

楽しむ自分を許してあげてほしい。

やりたくないことをやらない自分に許可をあげてほしい。

休む自分に罪悪感や否定的な気持ちばかり向けないようにしてほしい。

あなたの笑顔が

その存在が

どれだけの人を幸せな気持ちにしてきたか

当の本人は知らないんです。

どうかこれを読んだ人が一人でも

過去の傷ついた自分をちょっとでも抱きしめてあげることができたら

嬉しく思います。

（過去を思い出すのが辛い人はやらないでね）

本来の自分を探したり

自分にトキメキと自信を取り戻すことは

その人の魂が望んでいることだと私は感じています（＾ｖ＾）

「働いてなくても、お腹いっぱい食べていい♡」

今はそう思います。

だってその幸せな気持ちが、周りの幸せも呼ぶから。

だからどうか

みんな幸せであれ！

ではまた。