わかりたい。知りたい。把握したい。を手放す。
- 2023.07.24
- 2023.07.25
- スピリチュアルな世界
こんにちは。さきちです。
コロナにかかって、たぶんRSにもかかり、まだまだ本調子とはいかないけれど
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
今日は「何を書こうかな?」と思ったときにパッと浮かんできたことを書いてみようと思います。
もうすべてを把握しないでもいい
この世を生き始めてから、
人間とは「何かを知りたい」と思い、それでもってその衝動をバネに成長していくものだとずっと感じてきました。
知ることはある種の喜びであり、知識を増やすことがこの世を上手く生きていくためのコツだと。
だから一生懸命勉強もしたし、それによって学ぶこともたくさんあった。
その経験も必要だったと思う。
でも、どこまでいってもこれって終わらない。
自分で何とかしようと、もがいて考えまくって動いても、実際は下に落ちて行っているだけだったり。(蟻地獄)
焦燥感からくる知識欲で、どんなに知識を与えて空白を埋めようと思っても
どこまで行っても”見えない先端”を追いかけ続けることになる。
多少は賢くなった感覚はあるだろう。
でもどんなにがんばっても、宇宙の最果てはもちろん、この世の仕組みも国の歴史も
何一つとして真実だと言えることはなくて
「それは真実だ」と、ただ自分の中で決めているだけにすぎない。
そんな中でただ一つ
自分自身のことだけは、この”私”が、絶対的自信をもって「これが真実だ!」と大声で叫んでいい事柄だと思う。
それぞれを生きる一人一人が、これが私よ!とその真実を主張してよくて
そのことに対して、周りの人が「違うよ」と言うことができないたった一つの事実なんだと思う。
だからもう外側の世界を把握するのに躍起になるのはやめよう。
自分だと思っているこの私は誰
私たちは生まれてこの方、誰と生きているかというと、
どんなときも「自分」(と認識している存在)と共に生きてきた。
「自分」ってそもそもなんなんだろう?
その動かせる体と考える脳、そして自分だと思っている意識。
風邪をひけば勝手に治し
暑ければ汗をかき、寒ければ震え
見ようとしなくても物を見たり
風が吹けば皮膚がそれを感じ
忘れていても女性は月に一度生理が来て
寝ていても無自覚に呼吸し
生まれてから死ぬまで心臓は拍動を続ける。
す、すごない?
これらの生命活動はいったい誰が(何が)している?
何も考えずともこのスーパーコンピューター並みにしっかり自分を調節し管理してくれているものはなんだ?
「自分」って自分が思っているよりはるかにすごい宇宙そのものみたいに感じる。
自分って実は誰よりも何よりも未知な存在なんじゃ…?
知っているようで、知らない。
ほぼ40年一緒にいるのに私は、私を把握しきれていない。
幼い時に幼稚園で寂しいと感じた自分。
塾を誰にも内緒でサボった自分。
友達と喧嘩して消えたくなった自分。
どんなに親しい人にも伝えたことのない”自分”がみんなそれぞれ居ると思う。
それを想う時、一つの真実に気づく。
小さな意識の”私”がどんな状態になっても、大きな”私”は淡々と”私”を維持してくれていた。
小さな”私”がどんな苦しい感情でいても、同じ場所で大きな”私”は全然平気な顔で「大丈夫やで」と絶対的な自信を見せる。
小さな”私”が右往左往しているのを、ぴったりと保護者のように後ろでサポート。
「やりたいことやり。あとはこっちでうまいこと調整しとくからな!」
とずーっと小さな”私”に舵取りを任せてくれてた。
40年間、小さな意識”私”に自由にさせ続けてくれた大きな”私”。
久しく内側に向けることがなかった意識を、これからはときどき自分の中(奥)に向けてみたい。
内側をコントロールしようという意識ではなく、
「大きな”私”がやりたいと感じることも、やらせてあげたい」そんな意識です。
この世のいろいろなことをすべて把握しなくても
私は私として幸せに生きていける。
小さな”私”は「すべてを把握しよう、思いのままにしよう」ともがくのは諦める。
小さな”私”は大きな”私を信頼し任せる。
今はそのことを探求したいと思っています。
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