宇宙よ、奇跡を見せてくれたまえ
- 2024.02.15
- コラム
こんにちは。さきちです。
2024年2月15日木曜日くもりときどき晴れ
私たちはこの地球に生まれて、どんなことに感動してきただろう?
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まず、呼吸ができること。
さまざまな色が見え、素晴らしい景色を認識できること。
鳥の鳴き声や川のせせらぎや雨音が聞こえること。
歌が歌えること。
自分の声でおしゃべりできること。
好きな人に触れること。
抱きしめてもらえること。
花の香りやコーヒーの香りを嗅げること。
笑えること。
眠れること。
体を動かすことができること。
風を感じること。
太陽のあたたかさを感じること。
冷たいや温かいがわかること。
人々の笑顔が見れること。
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私たちは今、ここにいるだけですでにやりたいことは全てできているのかもしれない。
日常をもっと深く、もっと繊細に味わうことが、私たちの幸せを揺るぎないものにするのかもしれない。
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ただ、日常を愛すること。
子どもたちの小さな手や、その先の小さな爪を観察したり、
夫の大きな手に、自分の手を重ねてみたり。
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観葉植物たちの葉、一枚一枚に当たる日の光の美しさや、
冬の日の冷たい空気が身体に入った感じや、
灰色の雲の隙間に見える青空の青さを見たこの目の感覚を。
もっともっと微細に。
毎日沸かすコーヒーの香りも、子どもたちの首筋の匂いも、自分で作るカレーの匂いも。
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私たちはもう、全てを持っている。
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私たちは、まぎれもなく、今ここにいる。
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幸せな日常を味わうこと以上に、したいことはあっただろうか。
穏やかさと心地よさを深く感じることができている今この感覚を忘れないようにしよう。
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静かなこの夕暮れを。
窓から入ってくる風に揺れる白いカーテンを。
カラスが山に帰っていく様を。
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わたしは忘れない。
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わたしから全てが去っていた空っぽの感覚を忘れない。
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この先に何があっても、いいんだよ。
日常の中の美しさを感じる心があれば、わたしたちは何処へでも行ける。
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その瞬間に奇跡が起こっていることをわたしは知っている。
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わたしは何者でもない。
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“ただそこに居る者。”
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