【夫婦喧嘩から新たなる境地へ】腰爆発!そして感情も大爆発!
- 2024.03.13
- 2024.03.14
- 子育て・夫婦の悩み
こんにちは。さきちです。
2024年3月14日水曜日晴れ
昨日、腰をやってしまい…
なんとか動けるものの痛みは出るし、なんとなく不穏な気配がしていました。
ブログでは『自分を大切にする丁寧さのレベルを上げる』と書いておいて
やっぱり保育園のお迎えは私が行くべきだよね、一応動けるんだもの。
と気持ち的に少し無理をした。
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時間を少し遡ると、
その前に買い物にも行っていて、割と荷物が重くなったけど、みんなのためにとまたちょっと無理をしてた。
自分のために、というよりも家族のためにという要素が強かったんだよね。
腰痛いのに。
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そんで、なんとか2人のお迎えを済ませて、次女が『抱っこー!』と言っていたけど、そこはなんとか拒否して。笑
それはそれで心がちょっと痛んだ。
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で、夕飯を作った。
ここでもまたちょっと無理をした。
みんなのために、おかずを無理して作った。
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夫が帰宅して(夫には腰の件は伝えてある)、
私が腰を痛めたときのことを話していると、半笑い(のように見えた)で『へぇ』みたいな反応をされた。
私は自分が今日、腰が痛くてもみんなのために動いた自分のことを否定されたような気がして…なんだかとても悲しかった。
『大丈夫?』と、そう一言…
嘘でもいい、社交辞令でもいい、一言そう言えないもんか??
それは過大な要求なんか??と
沸々と徐々に怒りが湧いてきた。
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食事が終わって、私は無言のままお皿を洗っていると私は空回りしているのだろうか?とふいに涙が込み上げてきた。
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咳が止まらない夫のために毎食大根をすりおろして蜂蜜と生姜、レモンを混ぜてドリンクを作ってあげたり、
咳に良いからとレンコンでおかずを作ったり、
お味噌汁にもネギをたくさん入れたり。
私がしていることは独りよがりだったのかもしれない…と虚しくなった。
そう思うと、いろんなことが次々に腹立たしくなってきた。
置かないでという場所に物を置きっぱなしにすることも、子どものおもちゃが床に転がっていても拾わないことも、水回りの掃除を一切しないことも、映像がどんどん浮かんできては、私の感情に火をくべていった。
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数ヶ月かけて、ちょっとずつ溜まりつづけていた夫に対する不穏な感情が、ついに大爆発した。
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ただ、毎度のことではあるが、夫は私の感情が爆発しても一切怒ることはなかった。
自分の想いをほとんど口にすることはない。
ただ『どれくらい痛いかわからなかったし、心配してないとかそんなつもりはなかったんだ』とそう言った。
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その言葉すらも反発しか覚えなかった。
『ぎっくり腰くらいに痛いって言った!』と私は癇癪を起こしている子どものように大声で怒鳴った。
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子どもたちも心配して集まってきてくれた。
私は自分の中の負のエネルギーがとてつもない勢いでバーンと出て行くのを感じた。
でも気持ち良くはなかった。
とても、疲れた。
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途中で次女が『おしっこ』と言ったので、喧嘩は中途半端に終わった。
私はエネルギー切れになり、何もかもどうでも良くなった。
もういい。どうにでもなれ。
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翌朝、普段通りに2人とも挨拶を交わした。
夫はとても口下手で、私は彼が考えてることがよく分からなかった。
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『朝の送り頼める?』
『あぁ、いいよ。やるよ。迎えも行くよ。』と夫は言ってくれた。
私はホッとして、3人を見送った。
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1人になって、昨日のことをよく考えてみた。
私は夫のどこが気にいらないのだろう?
何をそんなに感情に振り回されているのだろうか?
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こんな自分は嫌だと理性を保とうとする自分もいる反面、『言わなきゃ分からない』と、夫にまた刃を向けようとする自分もいる。
“伝えなきゃ分からない。”
確かにそれは一理ある。
伝えることで、何か2人の間に変化という反応が起こるだろう。
でもそれは果たして良い反応なのだろうか?
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私は夫にLINEを打とうとしていた。
昨日の続きを。
私の気持ちのもっと深い部分をどうにかして伝えなければと思ったのだ。
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時間をかけて、とても長い文面を作った。
あとはもう…
“送信“のマークを押しさえすれば、この文面は彼に届く。
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『この関係を続ける意味がわからなくなっている』
そんなことを遠回しに書いてもいた。
さあ。あとはもう指先を少し動かして、そのボタンに触れるだけ。。。
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画面をジッと見たまま、私は動けなかった。
結局私は”送信”のボタンが、どうしても押せなかった。
そのまま全ての文面を私は消去した。
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なぜ私はメッセージを送れなかったか?
みなさんはどう思いますか?
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私は…
その文面の後ろ側に流れるエネルギーから、恐ろしさを感じ取ったからだった。
彼への不満や、憤り、同時に自分に対する否定の気持ち。
彼を責めることに対する罪悪感、『わかってほしい』という一方的な想い。コントロール欲。
そんな負のエネルギーが文面に充満していた。
もしもこのメッセージを彼にぶつけてしまったら、彼はダメージを受けるだろう。
そして、私にも同じような負のエネルギーがきっとどこからか返ってくるだろうと容易に想像ができた。
自分の発したものが、自分に返ってくる。
そう知っていたから。
そして何よりも、そんなドロドロしたエネルギーをまとっている自分は、好きじゃなかった。
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私の弱さをつくもの。
私が超えるべき感情であり、最大の関門は『孤独感』。
愛情をいつも確かめようとしてしまう。
子どもの頃はそれが母だった。
そして今は夫で同じことをしようとしている。
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私は昨日大声で何を叫んでいただろう?
『もうイヤだ!!!』
何度もそう言っていた。
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何が、、、イヤなの?
–夫のことじゃない。
こんなことをしている自分の方だ。
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スッと波が引いて行くのを感じた。
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『メッセージは送るべきでない』
と私の奥の方にいる神さまがそう言った。
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私の理性が勝った瞬間だった。
悪魔は去った。
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私は彼に困ってほしくはない。
笑顔でいてほしいし、幸せになってほしい。
だって、愛した人だから。
私は彼からどれほどの愛情をもらってきたか覚えている。
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送ろうとしていたLINEを消した後、私はただボーッとYouTubeを見ていた。
画面をジッと見ていたわけでもない。
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その中で、ある歴史の先生が
『自分を律することができる人こそ、徳がある』とおっしゃっていた。
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『自分を律する…か』
私はその以前にも”徳”という言葉を聞く機会があった。
“徳”とは損得勘定抜きにして人のために動くことで積むことができる、と理解をしていました。
おそらく、徳という言葉にはいろいろな側面の意味があるのだと思います。
いずれにしろ、このとき感情がモンスターのように暴れ回っていた私にとって、
なぜだか”徳“”自分を律する”というキーワードが、スッと馴染んで目が覚めたようになったのは事実です。
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“徳”だなんて、はっきり言って美辞麗句にも聞こえる。
何度も目にしたり耳にしている言葉だし。
だけど。
私にはこの言葉の奥に隠されたエネルギーが私の内側と呼応して、強く心に響きました。
✔︎自分を律する(感情に煽られない)
✔︎人のためにできることを(自己犠牲でなくやりたいと思える)
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私たちは人間の中に生きていて、時にどうしても感情に揺さぶられることがあります。
だけど、その感情が本来の自分のものではないと知った時、そこから距離を取ることができます。
相手にそれをぶつけることもできるし、そうしないこともできる。
自分の体調やエネルギーの状態(人から受けるもの、地球や社会の状態などから受けるものを含めて)によって、多分に影響も受けます。
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結局、私は唐揚げを無心で作って、その写真を夫に送りました。
『嘆いても仕方ないさね。できることをするしか』
メッセージはそれだけにしました。
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私は、目の前が少し明るくなるのを感じました。
大袈裟でなく人生のハードルを一つ超えて、ステップアップしたなと思ってます。
それではまたね。
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