使命は探すほどに見つからなくなる件
- 2023.05.26
- スピリチュアルな世界
こんにちは。さきちです。
「自分がなんのために生きているか」
これは人にとっての命題かもしれません。
何に情熱を注げばいいのか?知りたい。
でも。
自分がなんのために生きているかを必死になって探そうとすればするほど
実はその答えが遠ざかっていく。
今日はそんなことについて書いてみたいと思います。
かくいう私もここ数年は上記のような状態が続いており
「子育てが私の生きる意味なのかもしれない」と自分を納得させようとするけれど
それでもどうも落ち着かない。
いろんな本や動画を見たり読んだりするけれど、どうもしっくりこない。
そこで、自分の使命を見つけることに血眼になるのをやめました。
だってこんだけ探しても、内観してもわからないんだもん。
いつかわかるときが来たらいいや。それが何十年先でもいいやん。
「自分の能力を活かす術がないと焦らないで」と人から言われたこともきっかけです。
そう思ったら気が楽になりました。
考えてみれば「使命って?やるべきことって?」と思えば思うほど脳がフル回転してしまって
ピーン!とくる
という大事な直感が働くなってしまっているんですよね。
よし、いったんお笑い見て落ち着こう!
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それでも探すことが止められない人は、自分が納得できるまで探すといいよ。
それはそれで良い経験だもんね。
思う存分探してしっくりくる答えが見つかったらそれでいいし、見つからなくてもそれでいい。
見つからない場合は今じゃないってことだから、たくさん寄り道すればいい。
そうして私は自分がやりたいことの最初の最初のきっかけをつかみました。
好きなことの見つけ方
結果から言うと、私は「リネンの小物づくり」を始めました。
なぁんだ、そんなことかぁ。大したことないじゃん。と残念に思った人もいるかもしれません。
でも私にとっては偉大な一歩なんです。(笑)
感動
人は自分の感情が動いたとき、エネルギーも大きく動きます。
感動したとき胸が熱くなったり、手に汗をかいたり、涙を流しますよね。それです。
だから感動したモノやコトに、その人にとっての(その人だけの)大事な意味があります。
これが一つの大きなヒントです。
あなたは今までどんなことに感動してきましたか?
継続
そしてもう一つは継続性です。
私はたくさん好きなことがあります。
たとえばイラストを描くこと、例えば音楽(歌うこと)、例えばネイル。そして刺繍、そして植物を育てること。アロマや写真も好きです。
その中でも、昔からずっと変わらず(断続的にでも構いません)好きなこと、続けていることがあなたの真に好きなことと言えると思います。
自発
さらには、人の影響を受けずに始めたもの。
これも一つのヒントです。
例えば私は大学生の頃映画が好きになり映画館でもバイトをしていましたが、これは父の影響です。
映画は好き、でも他の”好き”と大差はありません。
私は高校生になって服に興味が出てきました。
特に古着と言われるもので、ブランドはよくわからないけれどいろいろな色や形の古着を見たり来たりするのが大好きでした。
これは人から言われたものではなく、自分から好きになったもの。
破れたリメイクジーンズは親に怒られても履いていました。(笑)
オシャレな店員さんたちをキラキラした目で見つめていたあの頃が懐かしいです。
ただ同時にこの頃は、あの人の方がオシャレだとかスタイルがいいだとか比較して、自信が持てない時期でもありました。
発展(流れが来るもの)
時は経ち、私はインスタでコーディネートの勉強をしながら投稿を始めました。
このきっかけは、ツイッターで募集されていた洋服のモデルをしたのがきっかけ。
モデルなんていうと聞こえがいいけど、服を着て、家で自分で写真を撮るだけです。(笑)
でも提供してもらった洋服を手に取るたび、心が躍りました。
「そっかぁやっぱり自分は服が好きなんだなぁ」と実感した出来事でした。
そうこうしているうちに、企業から案件をもらうことが増え、リネンの服に出会いました。
これまで着ていた服とは違った質感の洋服で、とても着心地がよいことに感動。
すぐにリネンのとりこになっていきました。
なんといってもリネンを着ていると疲れない!
さらっとしていて湿度の高い日本では最高の服だと思います。
転機
そうして私ははじめて「自分で洋服を作る」ということを始めるのです。(発想の転換)
数着作ったところで壁がやってきました。
持っているミシンと自分の技術では、市販のものを上回るものができませんでした。
今考えると初めから目標が高すぎたんだと思います。
そして服作りは停滞しました。
でもここで服作りをしたことで義母からミシンをもらい、ミシンの使い方を覚えることができました。
そして再度時が経ち、また何かが動き始めました。
これまで服飾関係といえば刺繍や編み物、そして洋裁、そしてレジンでのアクセサリー作りなどいろいろなものに触れてきました。
それなりに楽しい。
それでもこれだ!!!というものにはなかなか出会えずにいました。
「心の底から自分の心が躍るか」どうかその一点を注視する必要があります。
きっかけは思わぬところにあるかもしれません。
私の場合、ドラッグストアで買い物をしていたら安売りの本たち(ワゴンセールみたいな)が置いてあって、何気なく立ち読み。
そしてそこで「布こもの」の本を購入しました。
以前洋服づくりがたいへんだったから…小物ならできるかも。と思ったからです。(モノ作りは好き)
そして残っていたリネンの生地を使って、久しぶりにミシンを出してきて、フリルのトートバッグを作りました。(2日かかった)
出来上がりは決して(本当に)うまくはありません。
いろんなところから糸が出ているし、フリルも均等にはできていない。
でもものすごく楽しかったし、完成間際は涙がでそうなくらいうれしかったんです。
私はどうして本の中でもフリルのトートバッグを一番に作ることを選んだのか。
ブックカバーでもペットボトルケースでもなく、「フリルのトートバッグを作ること」に意味があったんです。
そう。私はフリルが好きだった。
フリンジも好きだし、タッセルも好き。
小物をつくるときってこういう好きなものを取り入れることができます。
洋服ではなく「小物」というのも自分にとってハードルが低かった。
それも良かったことです。
これをゆくゆくは仕事にしていきたいと心から思えるものをようやく見つけました。
不揃いのフリルが付いた小さなトートバックを抱えて、私は一人で「わぁかわいい!」叫んでいました。
子供の頃憧れたお姫様の持ち物みたい(笑)
好きなものを深堀してみる
私の場合、ファッションという大きなジャンルの中から周辺を移動しながら好きな物に辿り着いていきました。
これは決して遠回りではなく、コアに辿り着くための必要なステップであったと思います。
洋服づくりで苦労していなかったら小物づくりはしていなかったかもしれない。
それ以前にリネンに出会わなければリネンで何か作りたいという発想もしなかった。
大学時代に古着にときめいていなかったら、服は好きになっていなかったかもしれない。
インスタすらやらなかったのかも。
そう思うと、過去から現在まですべてがグァーーっとつながっていきました。
好きなんだけど仕事にするほどでもない。
そんな状態の人は、その「好き」をさらに深堀してみると、好きを大好きにするヒントが転がっていると思います。
コレだ!と思うものは、意外ともう手の届く範囲にあるのかもしれません。
私は「リネン」「フリル」「小物」これがキーワードでした。
みんながシンプルがいいと言うからシンプルがいいと思っていないか?
本当はフリルが付いた可愛いものが好き。
自然と目につくもの、いいなと思うもの。色や形。
人からどう思われるかを抜きにして、自分の気持と正直に向き合ってみてください。
そしてそれを見つけることを焦らないで。
長い目で見て。
そして自分がこれまでにしてきたことを過小評価しないで。
創ってきたもの。
できたこと。
あなたからでてきたクリエイティブでポジティブなエネルギーを大切にしてあげてください。
そうすればきっといつかこれだ!と思うものに出会えるはずです。
わたしもこれから猪突猛進で小物づくりにいそしみます。
見ててくれ!
ではまたね。
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